クッキー＆ミルク

クリスマス前後はお店屋さんをしていてよかったなー
って思う季節です。
誰かのために贈り物を見繕う姿は
老若男女問わずあいらしい。
喜んでくれるかなぁという不安と期待がないまぜになった表情。
ユー、抱きしめちゃたいぜ。
ほくほくした財布を持って、自分の欲しいものをあれやこれやと選ぶ姿。
ユー、あなたのワードローブを彩れるなんて光栄だぜ。
脳みそで暗算しながらお小遣いと相談する時間。
ユー、わたしのへっぽこ電卓をお貸しするぜ。
なんて思うわけです。

　
今日のお昼ご飯は　ぼちぼち屋のパン。じゃがいものパンはローズマリーのよい香り。
やつはパン屋に変身したサンタクロースに違いねぇ。
最近じゃがいものパンフィーバーがわたしのなかで吹荒れています。



今日はおおいに寝坊したため、シチューを炊きながら
この日誌を書き連ねているのですが、
ショーウィンドウからご馳走つくる用意を抱えて歩く人たちの姿が。
いい景色。
来年は見られない。目に焼き付けておきたい。
とちょっと感傷的な気持ちにも。
けれど自分の気持ちの視界さえ良好ならだいじょうぶなはず。
と気分を取り直し、
人々の今日の晩御飯を妄想して舌なめずりをしているところです。



小学校四年生の時もらったクリスマスプレゼントは、戦国武将と千利休の伝記数冊。
お願いしたのはアップリケがつくれる手回しミシン。
枕元を見て、その渋さに忍び泣いた明け方でした。
今は戦国の武将のように蓬髪でミシンを踏んでおります。
先見の明があるね、父母。

doughnut  talking