帽子とノスタルジックなアジア雑貨のお店 ドーナッツトーキング
こないだ初めてアフリカ大陸の地を踏んでまいりました。
目的地はモロッコ。
いやー初めてのアラビア語圏、初アフリカ大陸。
風景もなんもかんもが初めてで
始終驚いたり、感銘をうけたりでした。
何よりすごい遠い。
これだけ遠いとそら違うわね・・・
とこころのなかのおばちゃんマインドが発動しまくりでした。
中東の国カタールで乗り継ぎ、
モロッコの玄関口カサブランカに着いた後、
一目散で列車にのりマラケシュへ。
初食事。おっちゃんにまぎれて食べた、あったかくて優しい味でした。
初ミントティー。基本砂糖入り緑茶なので、台湾や中国を思い出させる味。
初乗り換え。
関西でいうと丹波橋的な乗り換え駅周辺にはほどよく古い生活雑貨が残っているので血が騒ぐ。
台北旅行でもそんな話したなぁ。しかし砂漠が控えているので自粛。
クリスタルケイの「boy friend part2」という歌ご存知でしょうか。
何においても初めてというのは・・・まぁなんだかすごいパワーですね。写真の数が・・・。
豪奢なマラケシュ駅に着き、寝坊に怯えながら一夜を過ごした翌日は
現地の会社が催行する砂漠の町を巡る2泊3日ツアーに参加。
デンマーク・フランス・マカオ・日本というメンバーでバンに乗り込みました。
あまり下調べしていかなかったので、こんな雪山があるとは知らず。
ふつうのジャンパーで行ったわたしはすごく後悔。
友人がコンバースと斜めがけボストンで、
ネパールだったかチベットでお姉さんの2泊3日トレッキングにつき合わさせられた話を思い出しました。
世界遺産でもある要塞化された村に行ったり、
カスバ(昔の地方官のお屋敷)を見学したり。
峡谷へ向かう途中にはオアシスがあったり。
乾燥したひろーい大地に現れる色んな景色、
ぽつりぽつりと点在する村ののどかな様子に
すごいわーと言葉足らずな感想を抱いたのでした。
水が溢れる国で育ったものとしては、
オアシスを見かけると無条件にこころが和みました。
ラクダの時代の人もそうやったんちゃうかーと昔に思いを馳せました。
アイト・ベン・ハッドゥで働くロバ。ロバは働き者だよ。
のんきに川べりで甘いものでも食べようと売店に立ち寄ると、みながTVニュースに釘付け。
激しさを増すエジプトのデモの様子が映されていました。
ピンク色の大地と山々に落ちるサンセットを眺めた後
ダデス峡谷のオーベルジュへ。
あったかーいハリラとオレンジの木の素朴なカトラリーに心和む食事。
べたーっと貼りつく闇夜に美しい星々をテラスから眺める。
ツアーって楽チンだねぇとへらへらしていましたが
春先でも雪が降るというこの場所。
温水とはよべないが冷水ともよべないシャワーを浴びながら悶絶の声を上げ、
同行のケイコさんを恐ろしがらせ、
また彼女も字にならないような声を上げてお風呂を済ませ
お互い無言で頷きあった後エアコンのない部屋から脱出し
レストランで暖炉の前に陣取る他のツアーのヨーロッパの方々と覇権争いをし
あっさりと負けましたが
なけなしのアジアンパワーで小さなストーブに細々とあたることができました。
手をあらう用のやかんとお盆。クラシカル。
わたしたちを助けてくれたプロパンストーブ。ありがとうありがとう
モロッコの夜は陰影礼賛的。
ランタンから洩れる光も、ゴシックな蜀台にたつ蝋燭の灯りもうつくしかった
モロッコ旅行記はまだ続きます・・・
doughnut talking
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