無題

こないだ子が早朝から泣く日がありました。
理由はわかりません。
まぁ機嫌が悪いんやろうなぁ、眠たいけど起きたいんやろうなぁとか
察することはあっても、決定的にはわからない。
だってまぁね、わたし自身じゃないし。
まぁあやしながら、身支度や朝ごはんや家人が出社する準備をするわけです。
洗濯もね、するよねー。
家の最低限の用事を済ませ、
今日はとことん子の相手してやろーじゃぁないかと
三輪車を押して散歩に出かけることにしました。
近所の人たちに挨拶しながら、行ってらっしゃーいと見送られて
出かけました。
散歩しながら、葉っぱや木の枝拾ったり、
少し離れた電車の音を聴いてガゥガゥゴゥゴゥゆうたり。
子は機嫌よくなったし、
朝のおやつを食べようと帰途についておりました。
すると近所のあまり交流したことのない方に
「朝からよく泣いてたね。なんで泣いてるの？」と訊ねられました。
泣き声が迷惑になって申し訳ないので
「うるさくてすみません。ご迷惑おかけしてます。なんで泣いてるんでしょうねぇー眠たいんかなぁ」
とお詫びしました。
すると
「わたしたちの頃はおしめが濡れてるか、お腹へってるかやったけど。
みんな年子で子育てしてたよ。おむつもみんな布やったしね。」
と続き、その後昔は大変で今はとても便利なものがあって夫も子育てを手伝うという話しに。
・・・とりあえず迷惑をもう一度詫びるベ！と
「朝早くからうるさくてすみません。申し訳ないですー。」お伝えしたけれど、
再度同じ話しのループ。
あぁどうしたらいいんやろ、納得してもらえるんやろと思ったけれども、
どうしていいかわからず、何も答えず愛想笑いののち
三輪車に子と二人乗りでコギコギ、家とは反対の方へ脱走してしまいました。
あぁ・・・やってもうたなと思いながらも、こころはちょっと軽快でした。
多分正解は
昔の母達の姿を称え、自分は至らぬものであるとへりくだることなんやろうな
とは思うけれど、
正直わたしには暑苦しすぎる。
こんなことがあったとき世の親御さんたちはどうしてるんやろう？と考えたけれど、
わたしにはやっぱりヘラヘラ笑いと逃亡くらいしかできへんのやろうなぁ。
情けないなぁとは思うけれど、
これ以上わたしができそうなことと言えば、華麗な逃亡の方法を編み出すくらいかもなぁ。
ルパン三世のように・・・。
そんなようなことを思った日でした。